音フェチ

2020/05/19

人間みな誰しも「こだわり」を持っている。 自分にとっての「こだわり」は『音』。

思い返すと、音に対して興味を持ったのは小学校四年生くらいだったろうか。
父親から買ってもらったSONYのモノラルのラジカセがきっかけだった。

「ラジカセ」は、当時の子供にとって一番のハイテク家電で、スピーカーからいろいろな情報や最新音楽が
いっぱい流れた。
気に入ったヒット曲は、意識を集中して録音スイッチを力強く押す。 時々タイミングが合わずイントロの
出だしがカットされてしまったり、曲が終わってコマーシャルの始まりも録音されてしまったり‥。

一番納得できなかったのは「自分の声」。 「こんな声?」と、軽いショックとコンプレックスを持ったものだ。

それから五年生の時、お年玉でマイクを買った。 学校が終わってから東武線の踏切で電車が遠くから
目の前を通過して遠ざかっていく音を録音。

ガタンゴトン、ガタンゴトン、ガタンゴトン、ガタンゴトン、ガタンゴトン、ガガガァァァ―、、、ガタンゴトン、ガタンゴトン、ガタンゴトン、ガタンゴトン‥‥。


目の前を通過するときの音は、敷石が軋む音と風圧の音が混ざっていて、特に敷石が軋む低音が
なんともドキドキ。 録音レベル針は右へ大きく振り切っていた。


その後、音コレクターとしていろいろな音を録音することが趣味になった。傘の柄にマイクを括りつけ、
小さな音でも取れるようにして、「小鳥のさえずり音」 「蝉の音」 「川の音」 「夏の夜の虫」


「柱時計のチクタクチクタク鳴るゼンマイの音」 「バイクエンジンの音」 「ランボルギニーカウンタック
LP500のエンジン音」 「カラスの鳴き音」 などなど。



高校生になって大人ぶって、先輩から連れて行ってもらったJAZZ喫茶。
お店の中は薄暗く、小さなテーブルへスポットライトが当たりタバコの煙が天井へくねくねと立ち上っている。 お客さんは単行本や雑誌を見ている人、指でリズムをとっている人、Bassを弾くマネをしている人、
目を閉じ頭を上下に少しだけ振ってJAZZを聴いている。

この雰囲気とコーヒーの香り(タバコ付き)とスピーカーから出てくる音楽が、よく分からないが気に入って
いた。 音フェチとしてはトランペットやSaxの倍音の違い、ドラムの絞まった音や広がりのある音、GuitarやBassの 「キュッ」 とネックをスライドした時に出る音で興奮していた。


オジサンになり、最近では女性ボーカルの「かわいらしい声」や「ハスキーな声」、「野太い声」、
「ため息をついているような歌い方」、「息を吸い込む時の色気ある音」に魅了されています。

自分にとっての『音』は、記憶を呼び戻し、心地よくさせてくれる大事なツールです。

竹の塚営業所
小島

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