CASE2:出版社B社様の場合
委託倉庫の見直しの結果、当社へ
壮絶な環境下での移管作業に成功!
出版社B社の副社長様から「物流倉庫の移管を検討しているので相談にのって欲しい」という連絡をいただきました。「以前から現行倉庫の品質については問題視していたが、何の改善も見られない中での値上げ交渉が引き金となり、半年後の倉庫移管を検討することになった」とのことでした。
当社への移管(引越し)が決定するまで
- 12月
- 「現行の物流フロー」と「課題・問題点」を確認
月間ベースの「入出庫数」「在庫数」等をヒアリング - 翌年1月
- 「移管後の想定物流フロー」と「改善ポイント」を提案
当社移管後の「月間物流コストシミュレーション」を提示 - 2月
- 「当社の営業所(3事業所)を見学いただく
社長様から当社への移管を決定したという連絡をいただく - 4月
- 業務フローの定期ミーティングを開始(4月~6月)
★当社に決定していただいたポイント
- 問い合わせ等に対して迅速で的確な対応ができました。
- 打ち合わせや倉庫見学時に、営業担当・業務責任者・システム担当者が出席しており、三位一体の態勢に安心していただけました。
移管作業の流れ
- 4月
- 返品受入倉庫を当社に切り替え
- 5月
- 現行倉庫からの移管スタート
移管前にクリアすべき数々の問題が…
倉庫移管を実施するにあたっては、さまざまな問題が存在していました。
その概要は以下のようなものです。
通常はお客様を介し、現行倉庫様と移管実施手順についての
打ち合わせを行うのですが、それもまたできないような状況になっていました。
- 現行倉庫様は移管出庫の立会いはするが、庫内からの出庫作業自体には関与しない
- 現行倉庫様のフォークリフトは使用できない
- 現行倉庫様は移管時に使用するパレットを供出しない
- 現行倉庫様の敷地内には4t車までしか入れない
1週間での完全移管を実現!
そこで当社は過去の移管事例を社内外から集め、それを応用できるかどうかをお客様とともに議論しました。
その結果、出庫作業のスタッフ手配や、レンタルフォークの2台持込み、パレット400枚とオリコン500個の手配、4tトラックの配車計画を策定しました。
物量は1,100タイトル/60万冊、4t車で70台分にのぼりましたが、当初の予定通りに1週間での移管を成功させました。現行倉庫様からの移管商品の仕分けと検品・棚入れ入庫作業を並行処理しつつ、お客様との頻繁な連絡と、突発的に発生する問題に対する即時解決を繰り返し、当初の予定通り移管開始8日目には当社からの出庫作業を開始することができました。
移管作業成功のポイント
- 営業担当者・業務責任者・システム担当者といった当社の各カテゴリーリーダーを中心としたプロジェクトを組み、お客様を交えての的確なリレーションが奏功しました。
- 荷受検品をバーコードスキャナー読み込みで行い、入庫処理の時間を短縮しました。
- 突発的な問題に対しても慌てることなく対応ができました。過去の移管事例を社内共有できていたことが最大の要因です。