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文具・雑貨

「早く、多く、正確に」を実現した出荷体制

  • 問題 出荷の季節波動が大きく、作業人員の手配が難しかった。

    解決 季節波動に対応できる雇用体系を確立し、人材派遣に頼らない人員確保に成功。

  • 問題 人材派遣頼みとなっていたため、作業品質の維持が難しかった。

    解決 誰でも同じ手順で作業できる標準作業化(マニュアル化)を徹底した。

  • 問題 出荷日・着日指定が重なり、物流センターが逼迫していた。(繁忙期)

    解決 在庫管理のロケーション配置を工夫し、出荷動線を短くすることで時間処理数が向上した。

  • 問題 営業と物流センターの間で、日々、出荷調整がおこなわれていた。(繁忙期)

    解決 荷主様と受注状況を早い時点で共有し、出荷直前の調整ではなく事前に平準化対策が互いにとれるようになった。

  • 問題 多品種で装丁の似ている商品が多く、誤出荷が多かった。

    解決 スキャナ検品を導入し、精度向上と検品時間の短縮を実現した。

  • 背景

    改善前の状況

  • 経緯

    残業の慢性化と誤出荷続出からの脱却

  • 効果

    ノー残業(従業員満足)、出荷精度向上(お客様満足)

  • 今後に向けて

    マテハン導入とDX化に期待

背景
改善前の状況

改善前の作業現場はどのような感じでしたか?

やってもやっても終わらない。とにかく出荷しなければならない気持ちと焦り。そのような状態で誤出荷のリカバリーや原因・対策を同時に講じていく日々でした。早くこの状況を改善しなければという思いが強かったです。

経緯
残業の慢性化と誤出荷続出からの脱却

具体的にはどのような取り組みを
されたのでしょうか?

物流現場は段取り八分と言われます。まずは、お客様の受注状況を早い段階で共有させていただきました。これにより前もって出荷調整のご相談をさせていただけるようになり、お客様のご協力もあり平準化対応を図ることができました。

取り組みポイントは次の3つです。

標準作業(マニュアル化)の徹底

ピッキング、梱包などの作業手順をルール化しました。これにより、他部門からの人員投入を可能にし、出荷状況に合わせた人員体制をとることが可能になりました。

独自の雇用形態を確立

3種類の雇用形態のパートさん(PAL)中心に回すことで、人材派遣にほぼ頼ることなく、自社直接雇用で教育の行き届いた人員で体制を組むことが出来るようになりました。

常用 毎営業日(フルタイム)での勤務。リーダー的存在。
登録 業務量に合わせ、都合の良い時間帯での勤務。
短期 繁忙期間中のみの勤務。
マテハン導入とABC分析

検品作業を2人1組での読み合わせ検品から、1人で対応できるスキャナ検品に切り替えたことにより、スピードと精度が格段に向上しました。また、出荷頻度の高い商品を出荷(検品)エリアの近くに配置し、出庫動線を短くすることで生産性が上がりました。

効果
ノー残業(従業員満足)、出荷精度向上(お客様満足)

改善後の効果を教えてください

繁忙期であっても大幅な残業が少なくなりました。ノー残業で出荷が完了する日もあります。出荷精度も向上し、荷主様から「過去最高の品質で対応いただいた繁忙期でした」とお褒めの言葉を頂いたときは本当に嬉しかったです。お客様と共に、改善・改革を継続し、従業員満足とお客様満足の更なる向上を目指していきます。

今後に向けて
マテハン導入とDX化に期待

今後の新しい取り組みやお考えがあれば教えてください

作業手順などの運用面の改善は進めていきますが限界もあります。今後は、ピッキングシステム、検品システムなどのマテハン導入を検討していきます。商品自体にICタグを導入し、RFIDリーダーで検品できるようになれば、出荷検品や返品処理が画期的に変わると思います。これからのDX化に期待しています。

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